SPRINT2021モデルには低身長向けのサイズはない…!かと思いきや
こんにちは、えまのすけです。
前回の記事で、弱虫ペダルの箱根学園3年生(現・洋南大学1年生)荒北靖友くんの愛車ビアンキに最も似ているロードバイクを無事発見することができました!↓
それがこちら、ビアンキのSPRINT 2021モデルです。
完全に同じ見た目ではないものの、限りなく近いのでは…?とニマニマできる程度には似ています。コンポーネントも私が求めていたSHIMANO 105だし、10万円台(ほぼ20万円だけど)なのにフルカーボンフレームだし、購買意欲モリモリです。
ところがここで、あることに気が付いてしまいました。
SPRINT、47(適正身長約160cm)からしかないじゃん…?
そういや、自分の身長を考えると47にはおそらく乗れないだろうと思ってわざと視界からシャットアウトしてたんだっけ………。いくら見た目が一番似てて手が届くお値段とは言え、乗れないんじゃ意味ないじゃんどうしよう…VIA NIRONE 7ちゃんは44があったから目を付けたんだったっけ……。でもSPRINTめっちゃ荒北くんじゃん…。
荒北くんモデル(違う)のビアンキを諦め切れない私、伝家の宝刀・某知恵袋で有識者の方に質問を投げてみました!
Q、身長155cmでもビアンキの47サイズは乗れますか!?
A①163cmで47乗ってます。
A②ビアンキのカタログ数値はそもそも大柄な欧米人向け。小柄な日本人には合わないことも多々。
A③MTBステムを付けシートポストをできるだけ下に短くすれば乗れる。リムブレーキなら44サイズあるのに。
一縷の望みは捨てていませんでしたが、やはり47サイズは厳しいと判断される方が多数…。A③に至ってはせっかく答えてくれたのに謎単語すぎて一瞬理解を諦めかけました。MTBってマウンテンバイクのことで合ってる…?一応調べてはみたもののよく分からない。しかし、A③の方の文末に注目です。
リムブレーキなら44サイズあるのに。
リムブレーキ…?なんだか知らんけど44もある…のか……??
ロードバイク初心者、リムブレーキという単語の意味は分からないながらもこの言葉に小さな希望の光を見出しました。餅は餅屋。訊いてみるもんです。
リムブレーキとは一体何ぞや。調べてみたところ、どうやらロードバイクのブレーキには2種類あるようです。
タイヤのリム(ホイールの外周の金属部分)を両サイドからパッドで挟んで回転を止めるシステム。
メリット:軽い!メンテしやすい!安い!
デメリット:雨の日にブレーキが効きにくくなったりする。ブレーキかけるたびにリムが擦り減る。
②ディスクブレーキ
タイヤのホイール中心に付けられた金属製の円盤をパッドで挟み込んで回転を止めるシステム。
メリット:どんな路面状況でもブレーキがしっかり効くから安心安全!軽い力でよく効く!ホイールを傷めない!
デメリット:高い。パーツ数多くて機構が複雑。少し重い。
なるほど、リムブレーキはママチャリについてるようなブレーキってことですね!SPRINTはディスクブレーキとリムブレーキ、どちらも販売されているようです。
DISC表記があるのがディスクブレーキ仕様、無表記がリムブレーキ仕様です。前輪の中心部を見ると違いがよく分かりますね。 値段もディスクの方が4万円高いです。でもサイズはどちらも47からで、44は影も形もなさそうです。
どうして〜〜〜ネットの人があるって言ってた〜〜〜〜
と喚きながらネットの海をサーフィンしていると、やっと分かりました。
SPRINT2020モデルのリムブレーキモデルには44があった!!!!
ということが。道理で公式サイトには載っていなかったわけです。何で廃止になってしまったんだ…44サイズ…。
デザイン的には2021モデルの方が荒北くんのビアンキに近いのですが乗れなくては意味がないので、私の初ロードバイクはこうしてSPRINT2020モデルに決定いたしました。悔しいけれど仕方がない。たった1年の違いなので、完全初心者には性能面での差異があっても絶対に分からないだろうという確信もありました。
欲しい車種が明確に決まったので、さっそく在庫探しの旅に。ロードバイクはメーカーにもよりますがそもそもの生産台数がかなり限られている上に日本人の身長にあったサイズ(小中くらいの)はすぐに売れてしまうものらしいです。
とりあえずネットを軽く探してみましたところ、通販で買えるサイトがいくつか見つかりました。でも個人的には今後のメンテナンスや修理などのアフターフォローの有無を考えると、通販ではなく実店舗で購入したかったのでスルーします。とりあえず日本のどこかにはまだ在庫が存在しているということが分かっただけで良し。
ビアンキのロードバイクなら、ビアンキストアにはあるだろうとリストアップされているお店に一件ずつ電話をしてみました。
私「もしもし、欲しいロードバイクがあるので在庫を確認していただいてもよろしいですか?」
店員さん「あー、はい。大丈夫ですよ〜」
私「SPRINTの2020モデルの44サイズなんですが…」
店「あ〜〜ちょっと確認してきますので少々お待ちください。………44はないですねえ」
私「あ〜〜そうなんですねえ。分かりましたありがとうございます〜」
というやり取りを何件かのお店で繰り返しました。それにより分かったこと。
今年(2020)モデル、とっくの昔に売れてしまって公式の実店舗では購入不可能!
ハイ、どうしましょう。とりあえずラスト1件電話してみるか…。
〜上のやり取り略〜
店「SPRINT、2020モデルの44は在庫もなくて難しいですね」
私「やっぱりそうなんですね…」
店「2021モデルのキャリパーブレーキの方でもよろしければ、44があるんですが…」
えっキャリパーブレーキってリムブレーキのことだよね??(調べといてよかった)
私「えっ?あるんですか?でも公式サイトさんには47からの表記しかなかったんですが」
店「ちょっとページが分かりにくいですよね笑 技術的に、47以下のフレームサイズではディスクブレーキを搭載できないんです。でもキャリパーなら44からありますよ!」
そうなのか!!この店員さん…勉強になる……!!!!
私「あるんですね!じゃあ2021モデルは今からでも予約できますか?」
店「入荷は来年の8月辺りになってしまうんですが、できますよ。チェレステカラーは人気ですし小さめのフレームサイズの生産数も元々少ないので、ご希望のサイズが決まっているならなるべく早めのご予約をオススメいたします!」
私「分かりました、ありがとうございます!!」
自分の運転技能的にディスクブレーキの方が絶対安心なのですがそういうわけでディスクブレーキは断念し、リムブレーキにすることにいたしました。荒北くんもあんだけスピード出してたけどリムブレーキだったし!!完全初心者な私はきっとあそこまで速く走れないんだから、なおさらリムブレーキで大丈夫だよね!!!
わーーーー買える!荒北くんモデル(違う)のビアンキ、買えるぞ…!!!
ページが分かりにくいというか、そもそもどこにも書いてなかったと思うんですがまあそれは置いておいて!公式サイトに表記がなくても44サイズはあるそうです!よかった〜〜。
こうして私の初めてのロードバイクはビアンキ・SPRINT 2021モデル(リムブレーキ)に決定したのでした。次回は『ビアンキストアにロードバイクを予約しに行く』の巻です! お楽しみに〜〜〜